ゲームポットが運営するオンラインゲーム「ファンタジーアース ゼロ」(以下,FEZ)で,2009年11月7日から行われてきたイベント「バンクェット Decisive Battle 2009」。その締めくくりである
「ワールドマッチ決勝トーナメント」が,12月12日に東京都港区にある「NEW PIER HALL」で開催された。
なお,本大会は12月1日から15日までさまざまな形でイベントが実施されているゲームポットフェスタの一環であり,事前に予約した510名が会場に集結。「ワールドマッチ決勝トーナメント」だけでなく,国家対抗戦に参加して,白熱したバトルを繰り広げていた。
入場者特典でレア武器 ガチャガチャでゲーム内アイテムをゲット!
来場者特典として,FEZで使用できる武器が配られていた。もらえる武器は1人1種類で,武器の種類はランダムで決定。これらの武器は中国版で実装されているが,日本での販売は未定なので,かなりレアな武器といえるだろう。またそのほかにも,入場時にウォリアー,スカウト,ソーサラーの絵柄が入ったカードと,ガチャ用のコインが渡された。
カードは,描かれている各職業をじゃんけんのグー,チョキ,パーに置きかえ,相手と同時に出して3すくみ上強い職が勝ち,というゲームで使用し,勝ったほうがガチャガチャのコインを1個もらえる仕組みだ。ガチャには,ゲーム内のカジノ景品であるアニバーサリー用のアイテムやタオルなどのグッズが入っていた。ガチャの中身はもちろん,来場者特典のレア武器もランダムだったので,会場内で自分のほしいアイテムと交換している人もいたようだ。
ワールドを超え,各国家のプレイヤー達が争った国家対抗戦
イベントでは最初に,国家ごとに分かれたプレイヤー達が戦う「国家対抗戦」が行われた。国家対抗戦は,予約時の抽選で選ばれたプレイヤーが各国6チームずつ,それぞれ1試合ずつ戦い,最も勝率の高かった国が優勝というルールだ。普段自分が使用しているキャラクター(12月7日の定期メンテナンス時のデータ)で参加できたので,ギリギリまでレベル上げに励んだプレイヤーもいたようだ。
国家対抗戦は新マップで行われ,戦況ゲージは1本,オベリスク,トライリス,アロータワーがすでに建っている状態で戦闘開始という条件だった。自宅とPC環境が違うために苦労しているプレイヤーもいたようだが,オベリスク,トライリスの破壊がメインとなる普段の戦争と概ね変わらない。全部で15回行われ,最終的にエルソード国が優勝。優勝国の賞品として,全ワールドのエルソード国にいるキャラクター(レベル25以上)に,「完遂の書」が贈られることになった。
最後の最後まで見どころ満載! 熱いバトルが展開された「バンクェット決勝トーナメント」
国家対抗戦終了後,メインイベントとして,160以上のチームの中からワールド代表決定戦,ワールドマッチ予選を勝ち抜いてきた4チームが頂点を目指し戦う,「ワールドマッチ決勝トーナメント」が行われた。
また試合前に本日のゲストとして,「ファンタジーアース ゼロ メルファリア ANNEX」やゲーム内のムービーチュートリアルでお馴染みの声優,今井麻美さんが登場。FEZをプレイしていたときのエピソードを披露し,「決勝トーナメント」の解説として,会場に花をそえる形になった。
今回決勝トーナメントに駒を進めたチームは以下の4チームで,2本先取したほうが勝ちというルールで行われた。
?Briahワールド代表 Victory_Roar
?Daathワールド代表 NEETS
?Daathワールド代表 Rounds
?Etherワールド代表 @1
第1試合はNEETS対@1,第2試合はVictory_Roar対Roundsが行われ,決勝に進んだのは@1とVictory_Roar。その後三位決定戦が行われ,そこではNEETSが勝利した。そして迎えた決勝戦は,優勝チームを予想するオンラインイベント「FE-TOTO」で圧倒的に支持されたVictory_Roarと,2008年の準優勝メンバーを率いたEtherワールド代表の@1チームによって争われた。
両チームが1本ずつ勝利する接戦で,3本めのを制したのはEtherワールド代表@1チームだ。勝利の瞬間,感無量となったのか,抱き合って号泣した選手もいたのが印象的。なお@1チームには,優勝の副賞としてBitCash10万円分などが贈られた。
優勝した@1の面々 |
ここまで勝ち抜いてきたチーム同士の対戦ということもあり,手に汗握る好ゲームばかり。戦線での押し引きやスキルの使い方,キルチャンスの活用方法など,個々のプレイが洗練されており,筆者もプレイヤーとして思わず見入ってしまう場面が多々あった。一年を締めくくる戦いとして,相応しいものだったといえるだろう。
実況と解説を担当した,兼城かよさん,今井麻美さん,[GM]ウエッティ氏,[GM]ダディ氏 |
今回のイベントは,バンクェットの観戦以外にも,国家対抗戦やクラスバトルなどが用意されており,来場者全員が参加できるものだった。だが,事前予約が必要で,抽選に漏れてしまった人は参加できないという仕組みだったため,友達同士での来場が難しいという側面があったのも事実。バンクェットに参加する人達を応援したくても,入場できなかった人もいたようで,2008年の大会よりも試合中の会場は静かだった。
人気タイトルだけに,希望者全員が来られるようにするというのはなかなか難しいのかもしれないが,次回以降はまた別の形で大会を開催してくれることに期待したい。もちろんゲームの人気を維持するためにも,ゲームのアップデートも引き続き行っていってもらいたいものだ。
引用元:
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